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「原油の値段が上がるとたいへんなんよ。私ら化粧品会社は、石油が命、例
えばエーテル、化粧水や乳液、ジメチルエーテルやエタノールは、近年バイ オマス燃料として注目を浴びているんやけど全部石油から作られてるんよ。 化粧の歴史は、なんといってもクレオパトラ、化粧は女性を美しく飾るため の方法として、様々な天然材料で作られてきたんやけど。今や化粧品の大半 は、石油由来の成分で作られてるわ。」 オイルショックを思い出す。石油の価格が高騰したために異常な物価上昇が 起こり、経済が打撃を受け、石油が手に入らない状況になった。そして、石 油高による物価上昇が起こり、それに伴いモノが売れなくなる。商品の値段 も急騰し値段を下げることはできない。こうして石油供給が安定するまで経 済が停滞しつづける。この悪循環がオイルショックだった。 現在考えられている石油可採年数は、「50年弱」と彼女は言う。 「30年ほど前の第一次オイルショックの時点では、「可採年数はあと30 年」と言われていたけど、開発技術の向上による海底油田の開発や二次回 収技術の確立などで、採取量が増えたことで伸びたんよ。」 「現時点が石油の採取量のピークで、後はどんどん減少傾向になっていく」 というオイルピーク説がいつ現実のものになるかわからない、という不安を 石油業界は常に持っている。プラスチック、合成ゴム、アスファルト、食品 そして、化粧品など、私たちへの影響は計り知れない。 今、管理職として働く彼女は、50年後に備える。 「まあ、50年後のことはわからんけど、新しい開発をしていくよ。人間は。」 と締めくくった。 PR |
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